アンドロイド:ネットランナー Midnight Sun Booster Spoiler 前編
NISEIが次にリリースする予定のアンドロイド:ネットランナーの拡張Borealisサイクル。2つ前の拡張AshesサイクルがDownfallとUprisingの2つのセットからなるように、BorealisサイクルにもMidnight SunとParhelionの2つのセットが存在する。
Borealisの最初のセットMidnight Sunのリリース予定は2022年6月~8月。セット全体のリリースにはまだまだ時間がかかるようだが、その一部を先んじて体験できる小拡張のリリースが予定されているようだ。その名もMidnight Sun Booster Pack!
Midnight Sun Booster Packには各派閥から1枚ずつ、計7枚のカードが含まれる様子。既に公開されているカードを紹介していこう。
Deep Dive
コーポのR&Dのカード8枚を表向きで脇に置かせ、その中から1枚、追加でクリックを払えばもう1枚アクセスできる、Shaperのイベントカード。中央サーバー3か所にアクセスした場合にのみプレイできる。ラン3回とこれをプレイするためのクリックで4クリック使ってしまうので、追加アクセスのためには何かしら工夫が必要。
どうにかして1クリックちょろまかせば8枚から2枚アクセスできるのでそのままゲームエンドに持ち込めるだけの力はありそうなカード。とはいえ気になる点が2つほどある。
1つ目はプレイまでにR&Dへランしているので、R&Dのトップは既に確認済み。そうなると新しく見れるカードは7枚だけになってしまう。7枚でも十分強力ではあるが。アクセスしたカードをトラッシュするか盗むか、もしくはシャッフルさせるか。フルスペックを発揮するには様々な工夫を要求する。
2つ目はR&Dの上から8枚脇に置く処理がmust文で書かれていること。mustで要求されることは完全に解決できる必要があるため、R&Dが8枚以上あるときでないとカードは脇に置いて公開されずアクセスもできない……なんてことになりかねない。プレイするときはR&Dの残り枚数に気を付けよう。……紙で遊ぶ際は特に。
2つ目の懸念に関してルールを確認したところ、R&Dが8枚未満でもカードは公開されるとのこと。
Yes. The ability doesn't say "if able", so you perform as much of the instruction as possible. In this case, the Corp will set aside all of the cards in R&D.
— NISEI Rules Team (@NISEI_Rules) 2022年2月28日
if able(可能なら)でないので実行可能。R&Dの枚数は気にしなくてもよい。
Vladisibirsk Grid
アドバンスできる領域/Region強化。2アドバンスカウンターを同じサーバーのルートにインストールされたカードに移し替える効果を持つため、計画書に擬態したりファストアドバンスを補助したりと便利に使えそうな能力を持っている。
何気に初めてのアドバンスできる領域。アドバンスできる強化自体も珍しかったりする。
フェイクを仕掛けつつ計画書を得点する準備を進められるので、ランナーとしては計画書でないとわかっていても放置しにくい存在。釣られてしまった場合はせめてトラッシュできるように十分なクレジットを残しておきたい。
Revolver
Borealisで追加されると告知されていたWeaponカード。ハードウェアかと思ったらまさかのアイスブレイカー。6発に加えて本体トラッシュでもサブルーチンをブレイクできる。インストールコストが安く使用回数も多いので非常に優秀な印象。
パワーカウンターを使用するアイスブレイカーはこれまでも存在しているので、これ自体は特に新しい要素は感じさせない。まだ公開されていない他のカードとの組み合わせでどのように化けるのか楽しみだ。
Hakarl 1.0
バイオロイド/Bioroidの特徴を持つICE。サイバーなサメのイラストが非常にかっこいい。バイオロイド?
一番大きな特徴は、レゾしたときに他のICEをデレゾすることで、ランナーがクリックでサブルーチンをブレイクできるというバイオロイドの特徴を無効化できるという能力。バイオロイドだからって安易なランを許さない。レゾ時に効果のあるICEと相性良さそうだ。
現在公開されているカードは以上の4枚。残りのカードを楽しみにしつつ続報を待とう。