ネットランナー会レポート 21.10.22 『デッキの改良』
アンドロイド:ネットランナーをエンジョイしてますかー!
ネットランナーを遊んでいる様子をTwitterで見かけるととてもテンションが上がります。この調子で同じゲームを楽しむ仲間が増えていくといいなー!
どんどん遊んでどんどん投稿してもらえれば私が喜びます。私得。
今回使用したデッキは先週の会で使った《Rielle "Kit" Peddler: Transhuman》のデッキ……を改良したもの。先週使って見つけた上手く機能しない部分を交換しより強みを出せるように調整した。
デッキ作成は一日で成らず。試行錯誤の積み重ね。
ちなみに改良パターンは2つ作った。
パターンⅠ
1つ目は《Test Run》と《Rejig》を組み込んだパターン。
《Test Run》でスタック*1もしくはヒープ*2から探したプログラムを無料インストール。《Rejig》で再インストールすればスタックのトップに戻されなくなる。
《Compile》と比較してスピードに劣るものの、《Inversificator》のような高額なプログラムをリグに定着させるならこちらの組み合わせの方が安定しコストも安く済む。万が一リグに定着できずにスタックに戻されてもトップに戻るため、またすぐに使えるようになるのも強い。
それに《Rejig》には別の使い道もある。
触れるもの全てを破壊できるプログラム《Imp》。コーポが恐れるカードの1つだ。
ウィルスカウンターを補充する手段がなければ2回までしかその能力を使えないが、これを使いまわすのにわざわざ《Knobkierie》に頼る必要はないのだ。《Rejig》で再インストールしてウィルスカウンターを再装填! これだけですぐにまたカードを破壊できるようになる。
余談だが《Rejig》がなかったときは《Scavenge》で同じようなコンボができた。《Rejig》は中立のカードなので、Criminalでも《Imp》再利用コンボはしやすくなった。
《Imp》を採用する主な理由はコーポがHQで握っている任務カードをトラッシュするため。
私の印象ではあるが、HQにキープされた任務はどれもこれもランナーにとって非常に危険。《Biotic Labor》や《Hard-Hitting News》といった勝負を決する力を持つ危険な任務がその例だ。
コーポはこれらのカードを握りながら計画書を待っていたりランナーが隙を伺っている。プレイさせないよう事前に対処したければ手札ごと吹き飛ばしてしまうのが最も確実で簡単で、CriminalやAnarchの派閥にはそれを可能にするカードが存在する。コーポに好き勝手させないためにはこういった妨害手段が不可欠だ。
しかし、己の限界に挑戦することがランの目的で破壊工作から程遠いShaper達にそういったカードはない。他派閥から借りるにしても影響値の関係でそう何枚も積むことは難しいが……。
そこで白羽の矢が立つのが《Imp》。
Shaperであれば1枚だけデッキに入れたこのカードをサーチしたり何度もリサイクルすることを簡単にやってのけるため、実は非常に相性がよかったりする。
今回のゲームではなんとHQに握られていた《Punitive Counterstrike》をトラッシュ活躍をし、ランナーをフラットラインの危機から救う活躍を見せた。頼もしすぎるぞ!
パターンⅡ
もう1個のパターンは《Euler》を3積みしたもの。インストールコストの安いこのデコーダーをさっさとインストールして序盤の守りの薄い中央サーバーを圧倒しようという作戦だ。
守りの薄いうちに勝負を決めたいのでマルチアクセスの手段も多めに用意した。Shaperの代表的な攻撃手段である《The Maker's Eye》に――
――汎用マルチアクセスの《Jailbreak》、HQへの恒久的な追加アクセスを提供する《Docklands Pass》まで完備。
特に《Jailbreak》は無料で使えるマルチアクセスでクレジットに余裕がない序盤でも使いやすい。おまけにドローもついてきて手札枯渇による息切れも防いでくれる攻防一体のカードだ。《Docklands Pass》が出ていればHQへのランでも3枚アクセスできるので火力も十分。
ゲームでは序盤の守りが薄いR&D目掛けて《The Maker's Eye》をプレイ。3枚アクセスして1枚の計画書を盗み出した。
《Euler》さえ出ていれば臆することなく突っ込めるのが最高にクール。
ICE1枚程度じゃ止められないぜ!
とはいえ相手もちゃんと対策を講じてくるのでこの調子で攻め続けるのは難しくなっていく。
今回は《Euler》をさっさとインストールすることしか頭になかったので、《Euler》以外のアイスブレイカーをサーチする手段は用意していなかった。このように守りを固められてしまうと手も足も出なくなってしまうので、これの弱点を補えればもっと強いデッキになるだろう。
どちらのデッキも改良前よりはるかに良くなっていることがわかって非常に満足度が高かった。
しかしまだまだデッキの探求は終わらない。気付いていないだけでもっとよいカードの組み合わせはきっとあるはずだ。